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宅建士試験の勉強法は独学/通信講座/通学講座のどれがベスト?
これから宅建士試験の勉強に取りかかろうとしている方の悩みの一つとして「どういった勉強法で試験対策をやっていけばよいか?」という点が挙げられるかと思います。
試験の勉強法としては基本的に「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれかになるかと思いますが、この3つの中で一体どの勉強法が効率良く学習内容を身につける事ができるのか気になりますよね。
もちろん、いずれの勉強法でも合格できるまでの学力を身につける事は可能ではありますが、それぞれメリットとデメリットが存在します。
本記事では「独学」「通学講座」「通信講座」それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきますので、各勉強法の特徴を理解してもらった上で、ご自身に合った勉強法を見つけてもらえればと思います。
また、記事の最後には管理人オリジナルのハイブリッド勉強法(勝手に命名)をご紹介しています。
各勉強法のメリット・デメリットを踏まえ、組み合わせを駆使した勉強法になるので、ハマればかなり効率的に勉強ができますので参考にしてみて下さい。
独学で試験対策をする場合
◯メリット
- 掛かる費用が教材とテキスト・問題集だけなので最も安く済む
- 自由に学習計画を立てられる
- 自分で考える力がつく
×デメリット
- 基本的に独りなので不明点は自己解決していく必要がある
- 長期間の学習になるので、モチベーション維持が難しい
- 自由に計画を立てられる反面、合格実績のない計画であるために進めていくと不安になることが多い
どんな人が独学に向いてる?
これまでに独学で資格試験の勉強した事がある方であれば知識や学力をビルドアップさせる段取りや弱点を克服する方法、長期勉強のモチベーション維持方法などの合格への道筋がある程度描けるかと思います。
こういった独学での成功経験をお持ちの方は、合格実績のある教材や問題集を選択して試験対策を行えば、合格するための学力を身につけることができるでしょう。
独学の場合は読んで字のごとく基本的に独りで学習していくスタイルのため、不明点が出た場合に自分で調べて解決していく必要があるので、自分で考える力がつくのもメリットとしてあげられます。
また、不動産業に従事している方であれば、試験範囲で学習する内容や言葉などがイメージしやすいでしょうし、完全初心者の方と比べて理解のスピードが早いと思いますので、独学でも十分対応可能だと考えられます。
何でもそうですが、人間は初めての事をするときに一番エネルギーがいりますからね。
その部分を既にクリアしているというのは大きなアドバンテージになりますし、基礎知識の学習はサラリと流し、自分の苦手な範囲などに重点的に時間を割けるため、活かさない手はないでしょう。
ただ、こうして勉強計画を自由に調整できてしまうがゆえに、自制が利かない方だと勉強そものが続かないことが往々にしてあります。
特に現在働いている方で仕事の後に勉強をしようと考えておられる方は、仕事を理由に勉強をサボりがちになり、最終的に全く手を付けなくなるといったことにもなりかねません。
自分の集中力に合わせた学習計画を立てられるというのがメリットである反面、自分自身に厳しくできる方でないとその計画の自由度があだとなって勉強継続すら怪しくなってしまうので注意して下さい。
独学の勉強法が向いてるのはこんな方
- 過去に独学で資格試験の合格を体験している方
- 自分自身で学習スケジュールが組み立てられる方
- 不動産業に従事しており基礎知識がある方
通学講座を利用した試験対策の場合
◯メリット
- 合格実績のあるカリキュラムで学ぶことができる
- 専門講師による生の講義を受けながら学習を進められる
- 決まった日時に通学して勉強する必要があるので、義務的に勉強するクセがつく
- 分からないところは講師にその場で直接質問することが出来るので効率が良い
- 同じ目標の人たちと一緒に学べるので、刺激を受けることができモチベーション維持にも繋がる
×デメリット
- 独学・通信講座に比べて費用がかなりかかる(特に初学者のコースは15万円以上は覚悟しておくべし)
- そもそも通える範囲に学校がないと行きたくても行けない
- 授業の時間が大体決まっているため、予定を組みにくい方は厳しい
- 講義に参加しただけで「勉強した気」になってしまう
どんな人が通学講座に向いてる?
通学講座の場合は、独学で挙げているデメリットの多くが解決できるため、独学では合格の自信がない方や今まで独学での学習でうまくいかなかった方の選択肢としてはオススメできます。
また、受講料の相場も決して安くはなく、特に初学者のコースでは15万円以上の投資は必要です。
それだけ高額な受講料を支払うことになるため、「絶対に受講料の元は取らないと!!」というもったいない精神で簡単にはサボれずモチベーション維持できるというのもポイントです。
特に日本人はこの気質が強いのでうまく利用しましょうw
あと、通学講座の最大のメリットと言えるのが「同じ志を持った仲間が近くにいる」ということです。
これは他のどの勉強法にもない通学講座ならではのポイントです。
わからないところがあれば講師だけでなく仲間に聞くことで解決することもあるでしょうし、合格してからもお互い良好な関係を築いていればビジネスチャンスにも繋がるかもしれません。
まぁ、そもそもコミュニケーションを取るのが苦手な方や初めから「切磋琢磨して~…」とかいう気がサラサラない方には向かないのかもしれませんがw
しかし、これも多角的な視点で物事を捉えれば、そういった場にひとりで飛び込んでいく事によってコミュニケーション能力を磨くことだってできるわけで、まさに一石二鳥です。
ただし、通学講座で勉強する場合は絶対条件として「通えること」と「時間の融通が利くこと」が必要になってきます。
近くにそのような資格学校がない方はそもそも選択肢に入れることすらできないですし、突発的に残業や休日出勤が発生するサラリーマンの方なども通学講座は不向きになってしまいます。
また、講義を受けただけで「勉強した気」になってしまう方も結構多いようですので、予習や復習を怠らないことが大切になってきます。
費用面や通学条件などの制約はありますが、試験対策方法としての効果は非常に高いので、可能な方は選択肢として入れておくのも良いでしょう。
通学講座の勉強法が向いてるのはこんな方
- 合格実績のあるカリキュラムで学習を進めたい方
- ある程度高額な予算でも都合がつけられる方
- 生活圏内に通える資格学校がある方
- 通学することを中心に日々の時間調整が出来る方
- 同じ志を持った仲間と勉強をしていきたい方
- コミュニケーション能力も同時に磨いてやろうという貪欲な方
通信講座を利用した試験対策の場合
◯メリット
- 合格実績のあるカリキュラムで学ぶことが出来る(これは通学講座と一緒)
- 講義付きの通信講座も多く、通学講座と同様に授業を受けながら学習できる
- 学習質問や添削指導といったサポートを受ける事ができる
- 学習計画が組まれている通信講座もあるが、通学講座ほどガチガチに組まれているわけではない
×デメリット
- 独学に比べると費用がかかる(受講料の相場は7~12万円程度)
- 学習スタイルとしては独学に近い形になるため、学習の継続やモチベーション管理は自己責任となる部分が多い
どんな人が通信講座に向いてる?
学習スタイルとしては基本的には独学に近い勉強法になりますが、通信講座の場合は合格実績のある教材と学習カリキュラムが揃った状態で勉強のスタートを切れるため、教材選びや学習の進め方に自信がない方にはちょうど良い勉強法と言えまるでしょう。
最近は通信講座のクオリティもどんどん上がってきており、そのほとんどが講義動画が見られるのため(スマホやタブレットでも見られる講座も多い)、通学講座と同じように授業を受けながら学習ができる点もポイントだと思います。
そして、なによりも独学と大きく違うところは「質問できる」「添削をしてもらえる」ということです。
不明点や問題点を自分で調べるのが苦手な方は、質問サポートや添削指導をフルに活用すれば効率も非常に良くなりますし、分からないところだらけでやる気がなくなるといったことも回避できます。
答えを間違ったまま覚えてしまうという心配もありません。
ただし、これらの優秀なサポートも自分自身で学習しない限りは質問・添削自体が発生しませんので、継続して勉強するという強い意志が必要不可欠な点は独学と同様になります。
また、費用面は独学以上通学講座未満と考えてもらえればいいでしょう。
教材費+学習サポート費が最低限かかってきますし、講義付きであれば+3~5万円は費用が増えますので、ある程度自己投資と割り切って予算を組める方でなければいけません。
あと、学習スタイルとしては独学に似たかたちになるため、モチベーション維持には少々苦労するかもしれません。
モチベーションを維持できるかどうかがなによりも一番不安という方は通信講座よりも通学講座を受講し、半ば強制的に勉強する環境に身を置く方がオススメですね。
通信講座の勉強法が向いてるのはこんな方
- 合格実績のあるカリキュラムで学習を進めたい方
- ある程度高額な予算が組める方(通学講座ほどは要らない)
- サラリーマンなど、日々の時間調整が難しい方
- ある程度は自分自身で学習スケジュールが立てられる方
- モチベーション維持だけは絶対の自信がある方
それぞれのイイとこ取りをした『ハイブリッド勉強法』はコレ!
「独学」「通学講座」「通信講座」それぞれのメリット、デメリットをご紹介しましたが、どの勉強法にも弱点となる点が存在することは確かです。
しかし、よく考えてみればこれらの学習方法のうち1つだけを選んで勉強しないといけないという事は全くないですし、「じゃあそれぞれの勉強法のイイところをピックアップして組み合わせれば最強じゃないか!」と、私は気づいてしまったわけです。
それがここでご紹介する管理人オリジナル勉強法(当サイトでは勝手にハイブリッド勉強法と命名)です!(キリッ
どんなライフスタイルの方でも、今の自分に合う型があるはずなのでかなりオススメですし、我ながらいい勉強法を発見したなと思っています。
誰にも真似されないうちに特許取得の手続きをしようと思いますw
まぁ冗談はさておき、「実際どんな組み合わせがあるんだよ!」と思われる方のために具体例を出してご紹介していきますね。
独学+弱点補強で単科講座を受講
勉強法のポイント
基本的には市販教材を軸に独学で学習をすすめていきますが、強化ポイント別で単科受講ができる講座で弱点を補っていく戦法です。
学習経験者や受験経験者、不動産業界にお勤めの方であれば、この組み合わせが比較的安上がりでなおかつ効率的です。
補強する講座の内容例
- 演習・答練等のアウトプットに特化した演習講座
- 試験前の素揚げ用の直前対策講座
- 法改正内容に特化した集中講座
- 試験慣れするための模擬試験
単科受講できるおすすめ講座
講座コース名 | CDコース | DVDコース | CD+DVD コース |
過去問講座 | 34,800円 | 39,800円 | 49,800円 |
直前対策講座 | – | 10,000円~ | – |
単科講座名 | 受講料 |
実力アップ演習講座 | 18,000円~ |
重要論点総まとめ講座 | 5,400円~ |
法改正講座 | 2,250円~ |
公開模擬試験 | 3,000円 |
リーズナブルな通信講座+不足分を市販教材でカバー
勉強法のポイント
比較的受講料の安い通信講座を受講することで費用を抑えながら大まかな試験の流れや傾向をつかみ、問題演習などのアウトプットが不足しているようであれば市販教材でカバーする勉強法です。
通信講座のカリキュラムに沿った学習が軸になるので、初めて宅建士試験を受ける方におすすめの組み合わせ。
投資費用が抑えられるという点も魅力的ですし、合格実績の高い通信講座であれば市販教材がなくても合格までたどり着けるかもしれません。
リーズナブルなおすすめ通信講座
資格スクール名 | 講座コース名 | 受講料 |
クレアール | 宅地建物取引士講座 | 19,800円~ |
フォーサイト | 宅地建物取引士 スピード合格講座 | 63,150円~ |
ユーキャン | 宅地建物取引士講座 | 63,000円 |
LA(エルエー) | 宅建速学合格コース | 69,000円~ |
おすすめの補強問題集
書籍イメージ | 書籍名 |
パーフェクト宅建士 基本予想問題集(住宅新報出版) | |
パーフェクト宅建士 分野別過去問題集(住宅新報出版) | |
パーフェクト宅建士 過去問10年間(住宅新報出版) | |
パーフェクト宅建士 一問一答(住宅新報出版) | |
出る順宅建士 直前大予想模試(東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部出版) | |
ズバ予想宅建塾 直前模試編(宅建学院出版) |
※各問題集については受験年度の最新版を選ぶようにして下さい。
まとめ
「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれにおいてもメリットとデメリットがあるため、個人個人で合う合わないがあるかと思います。
そのため、私からは一概に「この勉強法がオススメ!」とは言い切れませんが、ご自身の学習経験値や予算、状況に応じて適した学習方法を選ぶのが一番であることは間違いありません。
まぁ、その自分に合う学習方法が分からないと言われてしまうとお手上げですがw
万が一どの学習方法が一番自分に合うのか分からないという方は、学習方法選びで迷っている時間が勿体ないので、それぞれの勉強法の中でメリットの部分で一番自分が魅力的だと感じたものにしてみるといいのではないでしょうか。
悪い部分に目を向けだしたらキリがないので、メリットの部分にフォーカスしてみましょう。
本記事で挙げたそれぞれのイイところを組み合わせたハイブリッド勉強法も参考にしていただき、自分に合った勉強法を見つけていただければと思います。
どんな試験でもそうですが、勉強法は最初のメイン教材を何にするかが重要なポイントになってきますので、本記事を参考にご自身にベストな選択をしてもらえると幸いです!