人は忘れる生き物!エビングハウスの忘却曲線から記憶の仕組みをヒモ解いてみよう!

この記事のタイトルを見ていただければお分かりいただけるかと思いますが、今回はこれまでの他の記事とは少し切り口を変えてみました。

宅建に限らず、どんな試験の対策においても大切になってくるのが「どれだけ多くの知識を記憶できるか」という点ですが、それには「忘れてしまう前に復習する」ということが非常に重要になってきます。

この「忘れてしまう前に」というのが今回のキモとなる部分で、人がどのタイミングでどれくらい忘れてしまうのかが分かれば、より効果的な復習を行う事ができると言えます。

「いやいや、忘れるタイミングなんて人それぞれじゃねぇの?」

何を隠そう私もそう思っていましたが、色々調べてみたところ、実は100年以上も前にヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が人間の記憶の定着に関する実験を行い、現在に至るまでその理論が非常に有効であるとして語り継がれてきています。

ここでは、そのエビングハウスさん提唱の理論を理解しつつ、どのタイミングで復習をすれば効果的に記憶していくことができるかをヒモ解いていきたいと思います。

エビングハウスの忘却曲線とは?

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスさんが実験し提唱した、人間の脳の「忘れるしくみ」を曲線で表したものです。

その実験とは、意味のない3つのアルファベットの羅列を被験者に覚えさせて、その記憶がどのくらいのスピードで忘れられていくのかというもの。

それで得られた実験結果が以下のようになります。

記憶してからの時間 記憶割合 忘却割合
20分後 58% 42%
1時間後 44% 56%
1日後 26% 74%
1週間後 23% 77%
1ヶ月後 21% 79%

で、これをグラフ化したものがエビングハウスの忘却曲線というわけですね。

参考:エビングハウスの忘却曲線/トリニティ株式会社

いや~…こうして見てみると、覚えて1時間後には半分以上の事を忘れ、1日後には約4分の3も忘れてしまうという事なので、我々人間の記憶力って相当はかないものであることがわかりますね(苦笑)

でも、最近私は物忘れが相当激しくて若年性アルツハイマーかもと思っていたので、この結果を見てその不安はだいぶ解消されましたw

まぁそれはさておき、このグラフを見てみると覚えたての頃と比べると、時間が経つにつれてその忘却曲線はどんどん緩やかになり、1ヶ月後にも約20%は記憶できているという結果になっています。

この実験結果を踏まえてどの位の間隔で復習すればより効果的に学習ができるかを考えてみると、1日後も1ヶ月後も忘却割合はさほど変わりありませんので、「結局1日経ってしまったらあとはいつ復習しても同じだろ?」と思ってしまいそうですが、これはこのグラフの罠です!

別に罠を仕掛けるつもりはエビングハウスさんもなかっただろうけどw

実は、忘れている量は同じであっても、その忘れ方に大きな違いがあり、ゆくゆくは復習効率に大きな差が出てしまうことになるんです。

再認可能忘却と完全忘却の差を理解せよ

記憶が保てる期間に関しては上記で説明した通り、時間が経つ毎に忘却の曲線は緩やかになっていきますが、ここで重要なのが「忘れる」という言葉にも2つの種類が存在するという事です。

その2つの種類とは、忘れてしまってはいるが何かキッカケがあれば思い出せるという再認可能忘却と、最初から記憶していないに等しい忘れ方の完全忘却です。

内容自体は忘れていても、キーワードや図などの関連性のあるものを見て「あ~アレね!」と思い出せた経験は皆さんあると思いますが、これが再認可能忘却というものです。

反対に完全忘却というのは、どれだけ関連性の強いものを見ても

「…は?で、何?」

ってな感じで全く思い出せない状態の事を指します。

まぁ簡単にこれだけ説明しただけでも、再認可能忘却の方が完全忘却よりもリカバリーがきくというのがお分かりいただけるでしょう。

例えば最初に10分間集中して記憶した内容を思い出そうとした場合、再認可能忘却の期間内ならば半分の5分もあれば元の記憶した状態に戻せると思いますが、一度完全忘却に切り替わってしまうと記憶に要した時間の約8割は記憶するのにかかってしまうという結果もエビングハウスさんの実験で出ているとのこと。

つまり、復習の効率がめちゃくちゃ悪くなっちゃうんですね。

で、ここで大事な再認可能忘却から完全忘却への切り替わりのタイミングですが、個人差はあれど記憶してから大体1週間が忘れ方が変化する時期と言われています。

ですので、エビングハウスの忘却曲線で言うところの1週間後と1ヶ月後では記憶できている割合は大差ありませんが、忘れ方の質という意味では全然違うものであると言えます。

復習のベストタイミングを掴んで効率UPを

以上の事を踏まえて復習のベストタイミングを考察すると、完全忘却になる前の再認可能忘却の段階、つまり記憶してから1週間以内に復習するのがいいと言えるのではないでしょうか。

とはいえ、先にも申し上げたように再認可能忘却と完全忘却の切り替わりのタイミングは人それぞれで、平均するとだいたい1週間後くらいという話なので、1週間後に一度復習をしてみて「…いや、全く覚えてねぇwww」となるようであればもう少し復習のタイミングを短くするなどして自分の状況に合わせて対応して下さい。

まぁ、エビングハウスさんの実験では被験者に意味のない3つのアルファベットの羅列を覚えさせていたので、試験勉強の場合はもう少し覚えている割合が多いんじゃないかなと思いますが。(ちゃんと意味を理解して勉強している前提ですけどねw)

ちなみに復習に使う時間ですが、前項でも申し上げたように再認可能忘却の期間内ならば覚えるのにかかった時間の半分があればほとんどの記憶が蘇るといわれていますので、1時間勉強したなら30分、2時間勉強したなら1時間の復習時間を設けるようにしましょう。

そうすればより記憶に定着しやすくなるはずです!

最初のうちはなかなか自分自身でも忘却の切り替わりポイントを掴むのが難しいとは思いますが、把握してしまえば後はそのタイミングに基づいて復習の計画を立てていけば怖いもんなしです。

復習のベストタイミングを掴んで効率UPを謀って下さい!

エビングハウスの忘却曲線まとめ

今回は勉強の一つのキモとしてエビングハウスの忘却曲線をご紹介しましたが、これを知って実行するだけで、ただ闇雲に勉強するよりも遥かに学習効率は上がるでしょう。

また、こうして自分自身の忘却の切り替わりタイミングが把握でき、復習の計画を立てることができれば宅建に限らず何の資格試験であっても合格にグッと近づくはずです。

この話を学生の時に既に知っていたら、記憶も定着しやすくテストの点数も良かったかもしれないので、もう少し勉強が好きになっていたかも…まぁ、それはないかw

特にこれからの時代は「自分の力で食べていける能力をつける(資格を取得する)」ということがより大事になってきますので、是非この機会に勉強の効率化を学んで、少ない時間で記憶を定着させるということを身につけておいて下さい。

ただ、この知識も知っているだけでは何も意味が無いので、しっかり活かして実践して下さいね。

この記事があなたの宅建試験合格に向けて力になれば幸いです!

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